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子どもたちへの教育を考える

昔は、悪いことをした子どもを見かけると近所の大人がしっかりと注意をしてくれましたが、近年ではそういった姿はほとんど見られなくなりました。親以外の大人たちとの関係性の変化や近代社会の変化によって、子どもたちへの教育も変化しているように感じますね。「知らない人に声をかけられても応じてはダメ。」こんな言葉を頻繁に聞き、ニュースでも大人による子どもへの事件も非常に多い世の中となりました。こんな背景から、子どもが外で大人に声をかけること自体が躊躇されるようになってきていると感じます。挨拶やちょっとしたコミュニケーションも、危険が隠れているかもしれない、逆に怪しまれるかもしれないという互いの懸念が、関係を希薄なものにしてしまっているのでしょう。子どもは親だけでなく、近所や周りの大人たちと協力し合い育てていく。そんな昔のような質の良い教育にも繋がる関係を、安心して築けるような社会になって欲しいと願うばかりです。

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